ニューヨーク・コミコン レポートその3 コミッション編

さて今回はコミッションについてご紹介。

コミッションというのはざっくり言うと「有料のスケブ」のことです。

コミコンでは多くのアーチストがコミッションに応じてくれます。
人気アーチストの中には、ファンが大挙して押し寄せるのを避けるため「やらない」と言っている人もいますが、
スペース内でスケッチなどをしている人はほとんどがコミッションに応じてくれます。



コミッションのたのみ方はこんな感じ。
お気に入りのアーチストがお気に入りのキャラを自分のためだけに描いてくれる。
これはたまらなくうれしいですよ!
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実際、ほんとうにこんな感じです。
向こうのファンやアーチストは気さくに話しかけてきます。

コミッションの値段はアーチストによってかなりまちまちです。
例えば、顔のアップ30ドル、バストショット50ドル、全身80ドル、追加ペン入れ料金~、カラー彩色料金~・・などとあらかじめ細かく設定している人もいますし、ざっくりと一枚いくらという人もいます。
ファンの要望に合わせてその場で値段を決める人も。

アーチストにコミッションをお願いしても、自分の予算と折り合いが付かなければもちろん断ってもかまいません。
逆に「それはちょっと描けないな」とアーチスト側から断られるケースもあります。

私も今回「ナルトを描いてほしい」とたのまれましたが「描いたことないからムリだ、ごめん」とお断りしました。


コミッションはアーチストにもよりますが、わりと丁寧に絵を仕上げてくれます。

「ラフでいいからサラサラっと描いてほしいんだけど・・・」
というファンには無料で描いてくれる人もいますね。
ラフ絵ばかりをスケッチしてもらいに、アーチスト廻りをしている人もいます。

私もサラっとスケッチを何枚も描きました。
一人描き始めると後から後からつられて「私にも!」とくるんですよね。



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スケッチしたバットマン。 昨年は自分が描いたものを写真に撮らなかったので、今年はなるべく撮るようにしました。

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描き終えた直後に売れてしまうものも多く、また撮り忘れも多々あり結局半分も撮れずじまい。


コミッションは自分のスケッチブックを持っていかなくても大丈夫。
大抵アーチストが紙を用意してくれているので、それに描いてもらえます。


私は昨年に引き続き「キャンバス画紙」という紙を用意していきました。
この紙は表面がキャンバス風の布っぽい感じになっていて、普通の画用紙に比べてちょっと「高級な印象」なのです。
値段的にも普通の画用紙と同じか、安いくらい。
描き味はイマイチですが、仕上がりはキャンバスにスケッチしたようになるので、ファンには好評です。
デッサン狂いやイマイチの絵でもそれなりに見栄えがします・・!!

今年のコミッションではアニメ・バットマンがらみのキャラのみ受け付けていました。
昨年、描き慣れないキャラを引き受けてしまって、ちょっと懲りたからです。
自分が得意でないキャラをカッコよく描こうとしても、なかなかうまくいきませんし、何よりファンをガッカリさせたくありませんから。

そのバットマンですが今年はちょっと面白い、昨年とはちがった傾向がみられました。

コミッション以外にも、私はバットマンなどをスケッチして卓上に並べていたのですが、売れていくのは主役のバットマンではなく、脇役のロビンやナイトウイング、ジョーカーやレッドフッドばかり・・・
昨年はほぼバットマンオンリーだったのに・・・・人気、急落です。

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そしてウレシイことに、昨年は訪れるファンがほとんどが男性のみだったのですが、今年は半数近くが女性でした。
中でもコミッションを申し込んでくれた彼女たちは、申し合わせたように「ティーン・ロビン」や「ナイトウイング」を希望。
オッサンのバットマンよりも若いピチピチのキャラがいいということでしょうか、すごく健康的な発想です!

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最終日、コミコン終了間近になって黄色いコスプレをした黒人の少女からウルヴァリンの人形をいただきました!
お礼に描きかけだったジョーカーのスケッチを仕上げてプレゼント。すごく喜んでくれました。
これがコミコン最後のスケッチとなりました。

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コミコン終了直前のテーブル。日本から持っていったものはほとんどはけてしまいました。
すっからかんです。




結局コミコン期間中、17、8枚ほどを描きました。

コミッションは一枚20ドル。女性やカップルなどには半額でサービスしました。
コミッション以外のスケッチは一枚10ドルです。
が、差し入れをくれた人や遠方から来てくれた人、アニメの大ファンだと言ってくれた人にはタダであげたりしてました。
もともとニューヨークくんだりまできて小金を稼ぐ気はありませんでしたし、私が敬愛するアーチストのジェフ・ダロウ氏に習ってみた部分も多分にあります。

ダロウ氏は本当にファン思いのひとであります。

次回はそのジェフ・ダロウ氏のエピソードを。



この記事へのコメント

MAYU
2011年10月29日 00:11
フランク様、遅くなりましたがおかえりなさいませ。
ニューヨーク旅行は楽しんでこられたようで、何よりです。
コミコンは余裕と言うかゆとりのようなものを感じますね、お国柄でしょうか。
普段ブログで拝見している絵とコミッションの絵が全然違うのに驚きました。
1枚10ドルですか、や、安い!
私、10枚くらい欲しいです!
しみーず
2011年11月02日 12:05
コミッション、うらやましい!
ぜひ、フランクさんにスパえもん描いて欲しいわ
フランク
2011年11月10日 21:53
言ってくれれば。
差し入れお忘れなく!!(笑


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